PADと ROTORのページ
最終更新日 2003/08/16
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フロントブレーキパッドと、フロントロータの交換日記です。
今まで、フロントのパッド、以下の物を使用していました。
純正品 0 〜 17272Km 17272Km
エンドレス NA-S 17272 〜 35393Km 18121Km(サーキット走行 2回 2時間を含む)
今回交換したパッド。APロッキード TYPE-ZX
今回は、ディスクローターも、随分と減ってしまった(?)ので、ローターも交換しました。
交換したローターは、スバル純正品で、1枚 8800円でした。
ローターは、それ程減っていなかったという話しもありますが、一番最外周の部分だけパッドと擦れず残ってしまっている為、段差が出来ていて、キャリパーを取り外すとき段差に引っかかり苦労するし、今度交換する APロッキードの TYPE-ZXは、カーボンメタルなので、カーボン被膜が良く出来るようにローターも新品の方がいいだろうと言う事で、交換してしまいました。値段安いですしね。
ディーラーで注文し、約 4日で入荷しました。
と言う事で、PADと ROTORの交換手順です。
ブレーキ鳴き止めページと、内容重複する物あります。
まずはタイヤ外します。
私がいつも使っているのは、このロングスピンナハンドルです。
その先に、19mmのソケットレンチを取り付けています。
スピンナハンドル(12.7sqの物)は 4000円ぐらい?。
19mmの、面接点でナットに優しく力が掛かるとか書かれていたソケットは、700円ぐらいです。
タイヤが外れたら、次はキャリパーを外します。
矢印部分の 17mmのボルトを外せば、キャリパーぐらぐらになります。
上と下の、計 2本で固定されています。
相当きつくしまっていますから、メガネレンチなど、しっかり力を加えられる物を使って緩めましょう。
メガネレンチ使っても、ただ力を加えただけでは緩まないでしょうから、手の平チョップするとか、プラスチックハンマーでぶったたくとかすれば簡単に緩みます。
整備解説書によると、このボルト 8.0+1.5 -1.0 (Kg・m)の力で締め付けるとあります。
キャリパー固定している 2本のボルトを緩めれば、キャリパーは取り外せます。
前後左右にこじる様に動かして、ローターと密着しているキャリパーを引っ込めれば、スポッと外れます。
で、キャリパーは相当重いので、落っことさないように手で支えましょう。ガタンと落ちてしまうと、ブレーキホースだけでブラブラするはめになります。
キャリパーが外れれば、ローターは何にも固定されていませんから、引っ張れば抜けます。
ただ、さび付いてくっついている可能性もありますから、ガタガタ揺らさなければ外れないかもしれません。
これが、8800円で購入した、スバル純正の新品ローターです。
これが 8800円で購入出来るのか‥‥!! と、今まで色々パーツ購入した中でも、値段が安い割には感動が大きかったパーツのひとつです。
但し、感動と同じく重さも凄く、前後 4枚をいっぺんには持ち上げられないかも?って言うぐらいの重量です(^^;;
ローター表面の色が艶消しの銀色していますが、これは錆止めでも塗ってあるのか、走り始め、ほんの数キロで普通の艶あり銀色になります。
この塗布してある銀色の部質があるため、ローター交換後ほんの少しの間は、ブレーキかけると ザー って言う、ヤスリでこすっているような音がします。
取り外したキャリパーへ、新品パッドを取り付けるのですが、取り付ける前に鳴き止め対策のため、パッドの面取りをします。
写真の左が面取りしたパッド。右が面取りしていないパッドです。
うるさいのなんか全然関係無し!って人は、面取りする必要ありません。
面取りする事により、パッドがローターへ接触する面積、多少なりとも減ってしまいますからね。
で、どのようにすると簡単に面取り出来るかというと、コンクリートや、アスファルト(道路)などで、ゴシゴシこするんです。
それは簡単に面取り出来てしまいます。
この写真にあるぐらい面取りする程度なら、5回ぐらいゴシゴシこすればあっと言う間に面取り出来ます。
段差がある所でやれば、きれいに斜めに面取り出来ます。
新品パッドをキャリパーへセットするのですが、この状態では、ピストンが前使っていたパッドが減った分だけ出っ張っているので、ピストン戻してあげなければなりません。
で、指で押したぐらいでは戻らないので、パッドを傷付けないよう、ダンボールなんかかませた後、(私は)メガネレンチでこじってピストン戻しています。
本当なら、古いパッドが付いている状態でピストン戻しておいた方が、新しいパッドをグリグリやらずに済むので良いのかもしれません。
で、今回の APロッキード製パッドは、ブレーキ鳴きが起きにくいと言う情報をいただいたので、パッド裏へシムも取り付けていませんし、パッドグリスも塗りませんでした。確かに、まだ 30Km程度しか走行していませんが、ブレーキ鳴きは起きていません。
せっかくタイヤ外したんだからと言う事で、図の矢印の所にあるような、ゴム製ブッシュ類に、シリコンスプレーを吹きかけています。
何となく、ゴム類長持ちするような気もするし、サスの動きも良くなるような感じもします。
で、キャリパーのボルト取り付けて、タイヤを取り付ければ完了です。
ちなみに、パッドの交換のみなら、キャリパーのスライドピン部分に付いている 14mmのボルト(白矢印の先)、これをメガネで緩めてボルト外せば・・・
キャリパーが、スライドピンを軸にしてぐるっと上に持ち上がり、パッドが丸見えとなります。
後は、パッドを取り外して、新しいのを取り付けるだけなので、パッドだけの交換ならば、これが簡単で良いです。
但し、新しいパッドを取り付けると、元のパッドが減った分ピストンが出てきててつっかえる筈なので、ピストンは押し込まなければなりません。(上の、段ボールはさんだ写真の部分を参照)
今まで使用したパッド等の減り具合を、このノギス使って測定してみました。
このノギス、ホームセンターで 1480円にて購入しました。
新品のスバル純正フロント用ローターです。
厚さは 24.4mmぐらい。
これが、純正パッドで 17272Km、ENDLESS NA-Sで 18121Kmの 35393Km走行したフロントディスクローターです。
両側合わせ 1.9mm減っていました。
使用限度 22.0mmまでと書かれているので、もう少し使えたようです。
インプレッサに最初から付いていた純正パッドです。
純正にしてはききはまあまあ。但し、ブレーキダストが多い。
17272Km走行し、パッドの残りは、多く残っているローターの進入方向反対側が 15.7mm。ローターの進入方向側が 14.9mmでした(鉄板の分を含む)。
裏の鉄板の厚さは 6.2mmです。
最初は 17mmぐらいだったと予想されるので、平均すると (17.0-(15.7+14.9)/2)/1.7272 = 0.984mm/1万キロ の減り方です。
ENDLESS NA-S EP348NA-Sです。ストリート向け、オールマイティと ENDLESSでは言っています。
普通のカー用品店で、15800円で購入しました。
純正よりも良くきき、ブレーキダストも純正と比べると少な目です。
但し、ブレーキの鳴きが、車が直進状態の時に起きるのが難点です。まあ、パッドグリスの塗布と、パッドの面取りでこの現象防ぐ事出来ますので、大問題ではありません。
18121Km(内 2時間のサーキット走行含む)で、多く残っているローターの進入方向反対側が 12.1mm。ローターの進入方向側が 11.7mmでした(鉄板の分を含む)。
裏の鉄板の厚さは 6.2mmです。
最初は 17mmぐらいだったと予想されるので、平均すると (17.0-(12.1+11.7)/2)/1.8121 = 2.81mm/1万キロ の減り方です。
AP Lockheedの TYPE-ZXです。カーボンメタル系複合材で出来ていて、50〜850度のワイドな適正温度となっています。
通信販売で AUTO-AQUと言うお店から、送料込み、代引きにて 19572円にて購入しました。
購入時の厚さは、鉄板含め 17.0mmです。鉄板は 5.5mmの厚さです。
インプレッションはと言うと、まず鳴きに関しては、暖まると鳴きます。暖まるとと言うのは、町中で普通に走っていて鳴くようになってくると言うことです。
効きは、とても良し。走り始めのローター冷たいときの制動力も、暖まった後と変わらない。
ブレーキダストは、カーボンの色なのか真っ黒なダストがホイールに付くが、純正よりは少ないと思う。
私が日光サーキット走行した経験(タイム的には遅い(^^;)からすると、フェードは起きない。
あとひそかに改善された点が、ブレーキ踏んだときの感触がカチッとすること。材質がメタルなので、ノンアスベスト系などに比べ、ブレーキ踏んでピストンに押されたとき、パッドがつぶれにくいので感触がカチッとすると聞きました。
ローターへの攻撃性は、純正や NA-Sよりはあります。
この1セット目の TYPE-ZXは、約半分減った辺りからブレーキかけていない時にもキーキー鳴くようになってしまい、今まで行った鳴き対策を色々と施しましたが効果無く、仕方なく交換しました。
しかし、余りにも納得行かなかったので AP JAPAN(06-6386-6874)へ電話して聞いたところ、この写真のように、ローターへ接触する側の色が違うのは焼き入れをしてあるから良いとしても、鉄板側との色の違いがありすぎる。とのことで、新品と交換してもらえることになりました。
で、これが交換してもらった 2セット目の TYPE-ZXです。
確かに、色の変わり目が良く分かりません。
これが、2セット目の表面の色です。
但し、2000年2月になって、やはり半分減りだしたあたりから、ブレーキかけてないのに、キーキー非常にうるさくなり、とても耐えられなくなりました。全く、1セット目と同じ現象です。
焼き入れの仕方がどうのでは無く、APロッキードの TYPE-ZXは、半分までしか使用できないパッドのようです。
ブレーキかけたときにキーっと鳴くのは全然許せるにしても、走行中年中キーキー鳴かれたのではたまりません。それも、ブレーキかけたときと同じ音量で鳴っているのですから。
AP TYPE-ZXの 2枚目が、半分にしてキーキー走行中も鳴くようになり、交換を余儀なくされたので、今度は APの TYPE-ZCです。(懲りもせず APですが(^^;)
TYPE-ZXに比べ、相当カーボンの率が高いのでしょうか、パッド表面の色が随分と黒い色しています。
摩耗計数グラフによると、TYPE-ZXに比べ低温時には効きが悪いとなっていますが、グラフの通り大した差では無いのか、差は分かりません。
購入したのは、APの ZXと同じく、AUTO-AQUからヤマト運輸の代引きで購入しました。送料、代引き代込みで、19215円でした。私の車の場合 S111という型番の商品です。
側面から見ると、こんな色しています。
ちなみに、購入時の厚さは全体で 16.9mm。鉄板部分が 7.2mmなので、パッドの摩耗材の部分の厚さは 9.7mmです。
しかしこのお店、申し込んで2日後に到着するんだから、下手にカー用品店へ買いに行くよりも早く着く・・・。
この新品を送っていただいたときに一緒にもらった APロッキードのパンフレットに、TYPE-ZXの温度による摩擦係数のグラフがありましたのでデジカメで撮ってみました。
パンフレットのグラフのままでは、どっちがどっちだか良く分からなかったので、線の色を強調してみました。
赤い線の方が TYPE-ZXで、黄色い線は、新しく発売されたカーボン粒子の含有料を増量し、対フェード性/耐摩耗性等を向上させた TYPE-ZCと言う新製品のグラフです。
ちなみに、ジムカーナ等の低中温初期制動重視の場合は TYPE-ZXがお薦めと書かれていました。
APロッキードの TYPE-SXです。私のインプレッサフロント用は、型番 S111です。
これも、通販の AUTO-AQUで購入し、13300円でした。使ってみないと何とも言えませんが、これは安いと思います。
しかし、これの前に使用していたのが APロッキードの TYPE-ZXだったので、ブレーキの効きは雲泥の差があると感じました。
今までが相当効いていたらしく、今までのブレーキの踏み方では怖いぐらいです。
しかし、ブレーキかけても全然鳴かず、とても静かな車になりました。
TYPE-ZXの新品を送ってもらったので、復習戦をやる意味でも交換したばかりですが、すぐに取り外す予定です。
2003/05月 またまた Frontの Rotorの段差が激しくなり、今回は段差の残り部分とパッドが擦れてキーキーうるさくなるほどになってきたので Rotor交換しました。
今回購入したのは APロッキードのローターです。(社名が変わって Delphiローッキードとなりましたが)
いつもの通販 Auto-Aquで Front用 2枚で 11900円でした。送料、税を合わせても 14265円。純正(1枚税抜きで 8800円)を購入するよりも 2割りぐらい安いです。
注:auto-aqu、近頃メールの返事が遅いような・・?
今時、hpから注文しての返事が数日かかるって・・・社員旅行行ってたか?
メールが来てから発送までは早いんだけど。
中身はと言うと、しごく一般的な Rotorです。純正ローターは、さび止めの塗装?の様な物が塗られていましたが、DELPHIロッキードのローターは購入時点で何も塗られていませんでした。
この他に スリット、熱処理?付き、熱処理+スリットなどの Rotorもありましたが、まあ値段も高いし、APのローターは初めてだから様子を見るって意味からも一番無難な物を選んでみました。
ちなみに、私の 15inch,片押し 2pod,Front用のローターの型番は
GC8セダン WRX/WRX RA/WRX RA STI VER.3 (Fr 2ポット) 96/9〜97/8 BG2827
と言うのが相当します。インプレッサ、色々なブレーキの種類があり、ややこしすぎ。
取り付けてみての感想は、効き、低温時の効き、ブレーキの鳴き等、ほぼ全てにおいて純正と何も変わらず。
純正ローターのリプレース品として最適だと思います。
次は、金色に輝く熱処理仕様のを付けてみようか・・・
パッド | パッドの減り具合(1万キロ走行で) | ローターの減り具合(1万キロ走行で) |
純正 | 0.984mm | 0.537mm |
ENDLESS NA-S | 2.81mm | 0.537mm |
APロッキード Ttpe-ZX | 2.70mm | 0.733mm |
パッドの減り具合は、私の WRXは片押し 2PODキャリパーなので、ピストン側でロータ進入側が一番パッド減るのですが、進入側、出ていく側、ピストン側、ピストンの無い側の4カ所を測定しての平均値です。
ロータの減り具合は、純正と NA-Sの時には個々に測定していないので、純正 NA-Sと使って NA-Sを使い切ったところで測定したので同一な値になっています。
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