ブーストメータ取り付け

最終更新日 2004/08/13
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新車購入したとき、純正オプションのブーストメータ取り付けましたが、小さくて気に入らないので、動きのいいであろうDefi (日本精機)の電子式ブーストメータに取り付け直しました。

ブースト0.5病のページはこちら =>ブースト0.5病ページ


純正ブースト計 これは、純正オプションのブースト計です。
機械式で、Φ30位の大きさ、LAMCO製です。
一体全体どこに付いているかが分からないぐらい小さいです(^^;

買った NSのブースト計 これが購入した、Defi(日本精機)の、電子式ブースト計 RB601です。
通常価格 21600円の所が閉店特価で 3割引の 15120円で購入出来ると言うので、思わず以前から欲しかった事もあり、購入してしまいました。
(その後、晴海のオートウェーブでは、通常価格がこの値段だと、情報をいただきました)
色違いで、白の文字盤に赤文字の RR601もあります。RR601の方は、NSのホームページに写真が載っていますが、何でも取り付けている人の話を聞くと、夜照明点けると、白い文字盤が真っ赤で、目に良くないとの事(^^;。で、私は黒い文字盤の物にしました。
但し、私が購入した RB601 黒の文字盤に白文字のタイプも、夜、照明点灯すると赤文字になります。
普通のグリーンの文字とか、白い文字がいいです>NS

私がこのブースト計に決めた理由は、
(1) 動きがいいであろう電子式。
(2) ブーストがかかっていない 0Kg/cm2以下の表示部も、角度がしっかりある事。
全走行の 99%以上を占める通常の走行では 0Kg/cm2以下の負圧状態ですから、プラス側優先の物では意味無いと思います。
(3) 意味無い 2.0や 2.5Kg/cm2なんてブースト圧表示が無いこと。
私の車、ノーマルなので、最大に過給しても 1.1〜1.2Kg/cm2までしか行きません(注1)。なのに、そこまで目盛り振ってるがために、必要な部分の角度が狭くなっては意味ありません。
(4) 信頼のおけるメーカーであること。
NSは、純正インスツルメントも作っている会社です。チューニング関係のメーカー製よりはいいだろうと..(と言うか、チューニングメーカーブランドの物って、結局違う所で作っていて、それにブランド名だけ付けた物なんだろうと思って..?)

注1
GC8A〜GC8Cと GF8の 240ps版はエンジンの圧縮比が高いため 0.8〜1.0
GC8D(Sti3)以降の 280ps版 1.1〜1.3
GC8F(Sti5)以降のトルク 40kgあるエンジン 1.4〜1.5以上?
ぐらいの最大ブースト圧がかかると思います。

で、購入する時に日本精機の方へ聞いてみたところ、以下のような返事が来ました。
質問内容は、照明の色と動きについてです。

>1.RW601は、白文字板で、RB601は黒文字板です。
>
>2.照明は、透過方式です。
>  読んで字のごとく、文字板の下に光源(LED)があり、文字板を通して
>  光ります。光る部分は、指針と文字板の目盛りと数字の部分です。
>
>  他のメーカーのモノは、透過照明タイプとか発光指針とか書いてありま
>  すが、当社で調べたところ「導光体」がないためほとんど光っていませ
>  ん。この「導光体」がキーデバイスであり、ノウハウです。
>  他社のモノと当社のモノを比較すると当社のモノが明るすぎるため
>  「見ずらい」と言われていると思われます。
>  また、バルブ(電球)ですと玉切れしますので、当社では玉切れの心配
>  がないLEDを採用しました。
>
>3.駆動方式
>  他メーカーのモノは、15〜20年前の技術で、アナログ制御です。構造的
>  の問題から0「ゼロ」点の合わせ込みはできていますが、それ以外はかな
>  り誤差があります。当社で調べたところでは、ひどいモノになると6%程度
>  のモノもありました。
>  当社のモノは、現在皆さんが乗っているクルマのスピードメーターなどで
>  使っているモノと同じ方式のデジタル制御です。デジタル制御ですので
>  表示誤差は、2%前後程度です。

メータ で、これがメータです。
ゼロを左に見て、マイナス側も目盛りの角度が広いし、最大表示も 1.5Kg/cm2で、ちょうどインプレッサに合っています。
配線していない状態で、マイナス側に振り切っているのが、電子式の見分け方です。
機械式の物は、配管繋げていないと、ちょうど 0.0の所(大気圧)を指示します。
Defiの最新バージョン、Defiリンクシステムを採用した boostメーターは、針の駆動にステッピングモーターを使っているので、配線してないと、適当な所で針が止まっているかもしれません?

ちなみに、私の D型インプレッサ(not sti)の Boost圧はと言うと、普通に踏んで 1.1〜1.2kg/cm2。ミニサーキットで全開加速中に 2速=>3速へシフトアップしたときには 1.4kg/cm2と言う最高記録があります。(オーバーシュートでしょうけど)。280psのインプレッサでは、このぐらいで普通でしょう。
New AGEインプレッサSTi (GD8?)では、普通に踏んでも 1.3kg/cm2ぐらいかかるそうです。

実際走っている所の動画はこちら。
とは言っても、最初光で反射してて肝心のブースト計が見えてませんm(..)m (途中からは見えてます)

DivX511動画 5Mbyte 20秒
MPEG1動画 6Mbyte 20秒

走行距離 12.5万キロ
マフラーフジツボ Super-Tiハイブリッド
エアクリーナー純正
タービン無交換純正
2003年の冬に撮影
短距離通勤ばかり使っているので高回転で頭打ちしておりますが、その割りにはブースト 1.2もかかっているという・・
二つとも同じ映像です。

高速のSA出口とか、こう言うのを撮影するのは限られているもんで、スイマセン、次は綺麗に撮ります、多分。

と言うことで、もう一度撮影してみました。

DivX52動画 2.6Mbyte 12秒 => boost_480x360_QB90_DivX52_160kMP3.avi
MPEG1動画 2.6Mbyte 12秒 => boost_MPEG1_320x240_CBR1500_224kMP2.mpg

走行距離 13万キロ弱
マフラー フジツボ Super-Tiハイブリッド
エアクリーナー純正
タービン IHI RHF5 VF28中古品(ほぼ新品?)に交換
2004年7月末、気温 32度ぐらい?
1速で軽く発進 2速は全開です。

今回も綺麗に撮れませんでした。光の反射は少ないですが、ぶれまくり・・・


圧力センサー これが、圧力センサーです。
サージタンクと、フューエルプレッシャーレギュレータ間に取り付けると説明書に書いてあります。

圧力取り出し口 最初、この写真の位置から純正オプションのブースト計が圧力取っていたので、それをそのまま利用して NSのセンサー取り付けていたのですが、別件でディーラーへ整備へ出したら、ここから取ると不具合出る車があるんだ!。と言われ、勝手に変えられてしまいました。お宅のディーラーで取り付けた純正オプションのブースト計が、そこから取っていたんだろう!と文句言ったら、ん?、で終わってしまいました。

新しい取り出し場所 で、新しくディーラーがブーストの圧力を取り出したホースは、このホースです。(今回と書いてある方)
確かに、前回取り付けていたホースの先には、何かのセンサーが付いているので、新しく変更したこちらのホースの方が良さそうです。

センサーへ行くホースを取り付けるために、純正ゴムホースの途中をちょんぎって、付属の 3つ又取り付けます。
センサーは、車体の一番右側、似たような大きさのセンサーが取り付けられている部分に一緒に取り付けました。
ちなみに、GC8E,GF8E(STi Ver4の型)の場合にも、エンジンルーム内の配置が同じなので、同じ部分のホースから圧力取れるそうです。
三つ又からホース抜けそうで心配な人は、ホームセンターに行くとガスホース用の固定金具の小型の物が売っている場合もあります。それか、チューニング系のショップに行くと、専用の抜け防止金具(?)売っています。

センサー 以前取っていたホースは、(2) => (3) => (4)と繋がっています。
今回取ったホースは、インタークーラーの下に入ってしまい、どこに行っているか分かりませんでした(^^;(燃料ホースの途中に付いているプレッシャーレギュレータへ行っているのでしょう)

写真に写っているセンサー類が何かというと
(1) - Defiの Boostメーター用センサー
(2) - オリフィス?
(3) - ソレノイドバルブ
(4) - 絶対圧センサー
(5) - デューティコントロールソレノイドバルブ
(6) - フィルター

(2)は、空気の流れを制限し、ノイズ成分を除去する?
(3)は、ECUからの信号でバルブを切り替え、インテークマニホールド(吸入管の圧力)と、(6)のフィルターからの大気圧を交互に測定するための切り替えバルブ。
(4)は、測定した吸入管圧力、大気圧を ECUへ出力。
(5)は、(3)からの情報などで ECUがマップにそって (5)をコントロールし、タービンのウェストゲートアクチュエーターにかかる圧力をコントロールし、ブースト圧を制限するバルブ。このバルブが CLOSEスタックするとウェストゲートアクチュエーター本来の性能で Boostが制限されるので 0.5〜0.6kg/cm2までしか Boostが上がらなくなる。一部では Boost0.5病と呼ばれていて、レガシィ、インプレッサとも良く起きる故障。
(6)は、大気圧を測定するときゴミ入ると嫌なのでフィルター付いている。

配線通し場所 で、配線やホースはどこを通すかと言えば、この穴を使います。
穴開いていて、まわりにグロメットと言うゴムが巻かれています。
ちょうど、クラッチリザーバータンクの真後ろに位置します。

出てくる所は で、車内のどこから出てくるかと言うと、クラッチペダルの直上に出てきます。
インプレッサは、割と良心的な所に穴が開けられていると思います。
ただ、通したホースや配線は、きちんとどこかと結びつけておかないと、クラッチペダルで踏みつける事になりますので注意が必要です。
純正品は、ディーラーで取り付けてもらったのですが、穴通した後ぶらぶらさせたままだったので、見付けるまでの数ヶ月間、クラッチペダルでふんずけていました。作業はちゃんとやってね>スバルオート横浜。

この穴以外には、助手席側のエアコンの配管。私はここに、オーディオ用の電源ケーブルと、AUTO-DIM用のシグナルラインを通しています。
それに、アクセルワイヤーの穴も使えそうです。

私の場合は大丈夫なのですが、グロメットに色々配線通すと、ゴムに隙間が出来ていたりして、雨の水が入ってくる場合もあるとのことで、風呂場に使うような水漏れコーキング剤(?)のような物でふさぐと良いかもしれません(ホームセンターで 500円ぐらい?)>水漏れする人。

コントローラ これは、PEAK HOLDを表示させるコントローラだそうです。
圧力センサーと、メーター間に取り付けます。

で、これも両面テープでコンソール周辺に取り付けるのですが、どうも雨降ったり、炎天下に停めておくと付属の両面テープでは剥がれてしまうので、スコッチのリベットより強力にくっつくという両面テープで現在取り付けています。

照明の配線 後は、夜間照明と、IGN ONにした時電圧がかかる配線の接続が必要です。
IGN ONで電圧かかるラインは見付けられず、ACC ONにした時に電圧がかかるラインへ IGN配線接続しました。
別に、動作するのが ACC ON位置からか、IGN ON位置からかの差だけでしょうから、どっちに接続しても同じ事だと思います。
通常、コンポの裏から配線拾うと簡単(と思います)。
コンポ裏のコネクターについては、SONYの CAR AUDIOのページにコネクターの絵があって重宝します。
(メーカー別カーオーディオコネクター詳細ページ)

しかし、コンポの裏は、コンポの配線と、純正 3連メータの配線がごちゃごちゃになっていて、いっつも見るだけで嫌になります(^^;
一度引き出すと、センターコンソール奥行きが無いので、元の位置に押し込むのも大変だという.....

コンポ裏ではなく、シガライター横の緑色の灰皿内照らす照明の配線からイルミの配線取ると楽かもしれないとの情報もいただきました。
いやいや、やっぱり FUSE BOXから電源取るのが普通でしょ。と言うご意見もいただきましたので、車内右足の近くにある FUSE BOXの、どれがどのような配線かを、一覧表にまとめてみました。

系列入力側コネクタNoFUSE NO出力側コネクタNo使用先
イルミB108-5(黒赤)No9 10Ai6-1(白黄)イルミネーション全般
ACCB108-4(赤黄)No17 15Ai6-11(ライトグリーン赤)オーディオ
ACCB108-4(赤黄)No3 15Ai6-5(緑赤)シガライター&A/C UNIT等
ACCB108-4(赤黄)No3 15AF8-5(黄緑)エアコンリレーホルダー
ACCB108-4(赤黄)No2 20AB108-3(白青)ワイパー&ウオッシャー
IGB108-10(赤)No1 15AB107-1(黒黄)バックアップランプSW(?)
IGB108-10(赤)No1 15AB107-2(青)ABSコントロールユニット
IGB108-10(赤)No1 15Ai6-8(黒黄)ハザードSW&フロントFOG LAMP SW
IGB108-10(赤)No15 10Ai6-9(緑白)エアバック回路(?)
IGB108-10(赤)No15 10Ai6-10(赤黒)コンビメーター他
IGB108-10(赤)No15 10AB108-11(赤黒)フロアファン&パワーウィンドー他
IGB108-10(赤)No8 10AB108-12(赤(又は緑黄、又はライトグリーン白)EMCD関係?
IGB108-10(赤)No16 15AB107-5(緑黄)エアバックコントローラー
IGB108-10(赤)No16 15AF8-6(黄)FUEL PUMP&ECU&IGコイル
コネクタ詳細
F8 ---- 10極コネクタ
B107 -- 11極コネクタ(12極のコネクターで、1極ふさいである)
B108 -- 12極コネクタ
i6 ---- 15極コネクタ(16極のコネクターで、1極ふさいである)

表が良く分からないと思いますので補足ですが、例えば、イルミ配線は、B108の 12極コネクタ PIN5(黒赤ワイヤー)から、No9の FUSE 10(A)を通って、i6の 15極コネクターの PIN1へ接続され、イルミネーション全般に使用されているという事です。
同じコネクター Noが連続している行は、ひとつの FUSEから、分岐して電源供給していると言う事です。

良く分からん!と言う人は、ディーラーで、電気配線図集を購入すると、回路全て載っています。
D型の場合、品番は X1561Aで、2600円でした。

左 真ん中 右
どこに取り付けようかと色々悩みましたが、私は、一番左の燃料計の真ん前に取り付けました。
普段燃料計見えなくなりますが、覗き込めば見えるので、まあ良いかなと。

後、もっと前の方で、私がレーダー探知機取り付けている辺りとか、ハザード SWの上辺りとか、真ん中のエアコン吹き出し口の上辺りでも十分視認するのには問題ありません。もしかしたら、視線の移動量はメーター周辺に取り付けるよりも少ないので、視認性からすると、前方上部に取り付ける方がいいかもしれません。

ちなみに、メーターは、両面テープで取り付けました。
NSのブースト計、重量が軽い為に、両面テープでも全然問題無さそうです。

全作業時間は 2時間半ぐらいでした。



ちなみに、ブースト計がどのような指示をすれば正常かは以下の通りです。
(ディーゼルターボの場合には、スロットルバルブが付いていないため、基本的に大気圧以下にはならないので少し違います)

(0) 定常走行(60Km/hで 4速走行)している状態だと、だいたい -200から-400mm/Hgぐらいの間をさす(事が多い)。
(1) アクセルを、パッと踏むと、+の方向へ動く(スロットルバルブが開いて、エンジン空気吸い込めるようになるため)。4速 60Km/hぐらいだと、まだタービン元気悪い領域なので、0.0ぐらいで一度止まってから徐々にタービン元気になりだし グググググォ〜っと、+側に動いていく。0.0Kg/cm2で標準大気圧、1012ヘクトパスカルの圧力と言う事です。ですから、0.0Kg/cm2の所を指示していたとすれば、2000ccのエンジンへ 2000ccの空気が送り込まれていると言う事。
(2) アクセル戻してエンジンブレーキかけると、殆どマイナス MAXになる。プラス側にふれてからマイナスになるのではなく、アクセル離した瞬間に、マイナス側へ動き出す。

で、アイドリング時には、-400から-500mm/Hgぐらいで安定しています。(アクセル戻しているので、スロットルは閉じているがエンジンは回っていて空気吸い込もうとするので、マイナスを指示します。マイナスとは大気圧よりも低いと言う事です。)

ディーゼル車は、基本的に負圧にはならないそうなので、アイドリングでも0.0らしいです。
NA車にブースト計(達成計)を取り付けると、プラスにならないだけで、基本的に上記ターボガソリンエンジンと動き方は同じです。

で、私は思うのですが、60Km/hぐらいで走っているときには、5速を使うとエンジンのパワーが無い領域な為、アクセル踏み気味で割とブースト計の針上がっているのです。しかし 3速で走るとエンジン元気な領域を使えるため、ほんと少ないアクセル踏み込みで走れ、随分とマイナス側に針があります。
ECUの燃料噴射マップを解析しないと分からないと思うのですが、多分 3速で走った方が、エンジンの回転数が高くなってしまう分を見越しても、アクセル踏み込み少なくて、ブーストが低い分燃料は噴いていないのではないかと....
と言う事で、私は 70Km/hぐらいまでの速度は 3速で走行していることばかりです。

川崎市多摩区の自宅から、東京都大田区の会社への通勤に使用していても、7.5Km〜8.0Km/Lは燃費行きますから、あながち間違ってはいないと思うのですが..。みなさんも、燃費が悪くなるからとおもしろくない 5速使用せず、元気な回転使える 3速走行してみてはいかが?


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