HIDバルブに交換ページ

更新日 2003/12/25
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通販で購入した、H1タイプの HID(ディスチャージ)バルブをインプレッサに取り付けました。
(順次継ぎ足しでページ作成しているので、話が前後している部分もあります)

購入した中身は以下のようなものです。

HIDバルブ HIDバルブ本体です。矢印の先が点灯する部分です。
私が取り付けている Morette 4灯ヘッドライトは、Lowビームに H1バルブを使用しているので、購入したのも H1バルブ互換でお願いしました。
H1バルブ互換以外にも、H3,H4互換の座金に座金から発光部分までの長さをオーダーするのも可能だそうです。
(当然 H4互換の物を注文しても、シングルフィラメント(と呼ぶのかは ??)になってしまいますから LOWビームのみとなるそうです。但し、H4を HIDに交換しても、LOWビームなのに上側にも光が漏れるような物でなく、配光を考えて、ちゃんと傘も付けてあるそうです)
と言う話を聞いたのですが、他の方の話を聞くと傘無しとか。傘無しで H4バルブのヘッドライトへ入れたら、上側にギンギン光り漏れますから大ひんしゅくになるのでやめた方が良いです。
再度新たな情報で、99年4月時点で出荷している H4互換の HIDバルブには傘が付いているそうです。

バラスト これがバラストユニットです。
トヨタ純正品のようで、アリスト用だと聞きました。

size バラストのサイズは、
Aが 120mm
Bが 80mm
Cが 45mm
重量は 800gちょっとでした。
私のインプレッサの場合、バッテリーの前側と、ABS UNITの前側に取り付けスペースあることは確認できています。
バラストは、むたさんが言うには、水とかが余りかからない所なら、バンパーの裏とかでも良いそうです。

ケーブル
HIDバルブに使われているケーブルは、このような2重の被服になっている物が使われています。
心線近くの、白い透き通った被服は、アンテナに使う同軸ケーブルと似たような材質の物でした。

ちなみに購入先は、OFFICE mという所から購入し、製造元は NEVER LANDという会社のようでした。
office-mのバナー

バルブはフィリップス製を加工しているようで、バルブ 2個、バラスト 2個で 9万円でした。
長さの調整をしたときに知ったのですが、商品名は Headlight -HID- kitと言うらしいです。
保証は 3ヶ月らしいです。
玉切れしたりした時のバルブ交換の費用は、1個 14000円だそうなので、まあ良心的と言えると思います。

しかし注意しなければならない点があります。納期がとてもかかると言うこと。
私の場合、本体は申し込みが早かったので1ヶ月ぐらいで到着しましたが、スペアバルブは 98年11月に申し込んで、到着したのは 99年8月です。相当気合い込めて待てる人でないと、やってられないかもしれません。

で、私は Niftyの車フォーラム掲示板でこの商品のことを知りました。

その他、私が見つけた internet上の HIDの記事として
クイックさんのホームページ。バラスト、バルブの発売もしています。それも、とてつもなく安いです。バラスト、バルブ2個ずつで5万円らしいです。クイックさんのホームページより、HIDに関して有用なホームページへもリンク張られています。
深澤自動車 (BMW用 HIDキット。車検の記事もあり)
カー用品ジャンキーレポート (インテRの純正品を取り付けた記事)
市光工業 (車種限定 HIDキット)
Magic EAST? (BELLOFの HIDキットを販売している)
NEVER LAND office-mの製造元? NEVER LANDです。
パジェロさん PAJEROに 4灯 HID化の記事です。
BB660さん BEATを HIDした記事です。凄い加工しています。又、この方が購入したバラストは、バラスト本体とイグナイターが別になっているタイプのようです。
ムーさん(ラーさん?) のページ。この方は凄い。なぜ、後付 HIDが市販車のような青白さでないかを突き止め、解決されています。一読する価値あり!。
バルブの本家?フィリップスのサイト。D2Rバルブのことが詳しく書かれた pdfファイルもあります。

等が見つかりました。しかし、ディスチャージで検索すると、エアコンや、電源用ICが沢山引っかかるのが謎だ‥‥。

取り付けは明日。



取り付けは明日!何て書きましたが、Moretteの CIBIE Lowビームへ HIDバルブ取り付けようとしたら、長すぎて入りませんでした。オイオイ(^^;
現在、HIDの製造工場へ Moretteと HIDバルブを送り返している状態です。
物が戻ってきたら、このページ追加します。ハテさてどうなることやら‥‥‥



で、長さが変更されて戻ってきました。

短くなった 一番上にあるのが、H1バルブです。
このページ一番上にある写真と比べると、先端部分のすぼまっている部分がカットされたようです。後、黒い色のテープも貼ってあります。プロジェクター用はテープ無し。リフレクター用も普通テープ無しなんですが、Moretteに付いている CIBIEの配光だと、テープありの方が良いとのことで、テープ張り付けてくれたそうです。
長さを短くしてもらうのに、座金から発光部分までの長さが短くなると、H4の Lowと Highのフィラメント位置と同じく、発光部分が手前になってしまえば、広く下に広がる配光になってしまうでしょうから、先端部分をカットして下さいとお願いしたら、そのように加工されて戻ってきました。(後で E-MAILでお礼言ったら、先端部分を短くして当然だって言われてしまいました(^^;)。
実際にどう入らないのかを確認したいとのことで、Morette取り外し、それと一緒に送りました。費用は無料でした(送料のみ)
(office-mのホームページ見たら、今は短くするの有料のようです。確かに、加工するの大変そうだから仕方無いか‥‥)
むたさん曰く、今まで何個も売ってきたけど、長さが合わなくて入らなかった人は初めてだとのことでした。(むたさんは、自分のレガシィに H1互換の HIDを取り付けているそうです)

スペアバルブ これが、スペアバルブとして購入し送られてきた新品バルブです。
やはり、Moretteに取り付かないので、先端部を短くカットしてもらう加工をしてあります。
今回は、物差しを下に置いて長さが分かるようにして撮影しました。
バルブ先端部(148mmぐらいの位置)−バルブの台座(101mmぐらいの位置)=47mmぐらいの長さでなければ、Moretteには物理的に入らないので注意が必要です。
バルブの発光点のもっとも台座側(126mmぐらいの位置)−台座(101mm)=25mmの関係も、これがずれると配光が変わってしまいますから、元の H1バルブと合っていなければなりません。

ちなみに、OSRAMのカタログによると、H1バルブのそれぞれの長さの規格は・・・
台座から先端部まで MAX44mm
台座からフィラメントの一番台座側までが 25mm
と書かれています。

で、早速 Moretteに取り付けてみましたが、この短いタイプの特注品ならば、傘へぶつかるような事はありませんでした(^^)

ぶつかってた物 で、HIDバルブが長いと何がぶつかっていたかというと、この写真の黒矢印の先にある、バルブの発光部がじかに見えないようにするバルブの先端部に位置している傘のような物にぶつかっていたのです。(この写真では良く分からない(^^; 丸くて黒い色したのが傘です。)

あかるさ で、早速 Moretteに入れ点灯させてみました。
写真の上側は、CATZというメーカー(FET)の 55Wで 120W相当 REVホワイトという物を点灯させた時の写真です。
下は、HIDを点灯させたときの写真。もう一目瞭然です〜(^^)
上と下で、光の当たっていない部分を見ると明るさが違っていますが、デジカメが自動露出で HID側を暗く写してしまっているので、明るい部分の明るさは HIDの方がもっと明るいと考えて良いと思います。
この比較画像は、office-mのホームページでも採用されました(^^)

ちなみに、電源はパソコン用の電源 300W出力の物を使用しました。(12Vは最大出力 12Aと書かれている電源)
しかし、H1点灯時に電圧計ったら 10.8Vしか出力していませんでした。が、条件は一緒と言うことで。
ちなみに、点灯時の発熱も、HIDの方が全然少なかったです。H1点灯時にはヘッドライト表面ガラスが触れなくなるほど熱くなるのに、HID点灯時には触れる程度の熱さにしかなっていませんでした。バラストに AC85V 35Wと書いてあるのもあながち嘘ではないのかもしれません。(最大 25000Vと書いてあるのは、点灯時の最初だけらしい‥‥)

ちなみに、HID(ディスチャージランプ)の点灯原理を、モーターショウでもらったスタンレーのパンフレットから引用すると(原文そのまま引用)

『わかりやすく例えれば、水銀灯に似ているといってもよいでしょう。スイッチオンと同時にバルブ内の電極間にバラストから供給された高電圧がかかり、電極間が絶縁破壊されキセノンガスが発生します。管温度の上昇に伴い水銀が蒸発しアーク放電が開始されて水銀のスペクトル(発光)が発生するのです。またバルブ内の温度が上昇するとメタルハライド(金属ハロゲン化物)も蒸発を始め、水銀アーク中で解離します。これにより金属特有のスペクトル(発光)が発生し、水銀の発光と相まって限りなく太陽光に近いあの白い光が生まれるのです。』

と書かれています。

おまけでスタンレー社の売っている HIDの場合、色温度 3900K(ケルビン)で、寿命は 2000時間と書かれています。
(寿命は、普通のフィラメントがあるタイプのバルブで、玉切れのような状態となるのではなく、明るさが低下してきて、そのメーカーの定めた明るさより下回ったら(新品時の 80%とか)、寿命としているらしいです。聞いたところによると。)



やっと、実際に車へ取り付けました。

バラスト まずバラストの取り付けです。
運転席側は、ABS UNITの前側に取り付けました。

バラスト 助手席側は、バッテリーを固定している支柱に取り付けました。
で、問題はバラストへの電源供給方式なんですが、インプレッサ標準の H4コネクターよりじかにバラストに供給しても、HIビームにしたときに LOWが点灯しません。
と言うことで、次ような回路を作成しなければ駄目だと思います。==>回路図ページ

で、明るさですが、対向車に迷惑ではないか?と思うぐらい明るいので、Morette自体も下向きに引っ張りながら固定し、なおかつ LOWビームの調整を一番下にしているので、手前の方のみ照らしている状況なのですが、それにしても明るいです。
H1バルブで言ったら、200W相当の物が出てきて、なおかつ照らす色が真っ白な物でないと、太刀打ちできないと思うぐらいの明るさです。
色の方ですが、点灯直後一瞬(0.1秒以下?)は赤。その後 0.5秒ぐらいは青(PIAAの 4500Kぐらいの色)。その後真っ白になります。最初の赤が省略され、青==>白と言う時もあります。
どうも、この赤く光るのは、消灯させてすぐ点灯、の様な時にしか起きませんから、バラストのコントロールがなってない?のだと思います。

まだ HIビームで LOW側が点灯するような回路を作成していないので何とも言えませんが、インプレッサ標準の H4端子も(整備書の回路図集によると)リレーでドライブされているし、HIDのバラストドライブ用にもリレーを使用しなければならないので、リレーが直列に2個入ることになり、レスポンスも悪いでしょうから、まず普通のパッシングでは HID点灯しないのではないかと思います。HIDのレスポンスも、普通のバルブに比べると悪いですから。

と思いましたが、HI時に LOWも点灯するような回路(回路図ページのダイオード使用の方)を作成し、無事 HIビーム時に LOWビームの HIDも点灯するようになったのですが、パッシングしてみた所、全然問題なく追従して、HID点灯しました。
確かにワンテンポ遅れて点灯するような気もするのですが、電源が供給されれば時間が短くても点灯することが確認できました。

色違い ヘッドライト、フォグライトを全て点灯するとこのようになります。
ヘッドライト Lowビームは HID。
ヘッドライト Highビームは、普通の H2 55W
向かって左側フォグライトは PIAA 4500K H3 85Wで 130W相当(だったかな?)
向かって右側フォグライトは 普通の H3 120Wのバルブです。

HIDと PIAA 4500Kの見た目の色は同じぐらいですが、実際に地面を照らす色は、HIDの方は白。PIAA 4500Kの方は青く見えます。
しかし、Lowビームと Highビームで、これだけ色が違うと、ちょっと変ですね。

HIDを取り付けてのインプレッションですが‥‥ 良い所、悪い所、苦労しそうな所、注意点、何でも書いてみます。

  • 点灯、消灯時に、一気に点灯し、一気に消灯するのが良い! (これは、取り付けてみないと分からないと思います。一種の快感?)
  • 最初青く、徐々に真っ白になる所が格好良い(ミーハー?)
  • (一般的なところで)明るい、白い。
    私の感想としては、HONDA車のように青い色出す HIDでは無いです。どちらかというと、TOYOTA車、マーク2ぐらいの色合いと感じます。
  • 消費電力が小さい (点灯時には、大電力が必要との噂もあります。深澤自動車のホームページでは、15Aの FUSEを使用せよ!と書かれている。私も、たまたま家にあった FUSEが 15Aだったので、最初からそれを使用している)
  • レンズカット(リフレクターの作り)が悪く、上に漏れる光の多い車には、(とにかく HIDバルブ明るいので)使用しない方が良いのではないか?(と思う)
  • バラスト、予想よりは小さいが、それでも重く大きいので、取り付けに苦労する車種もあるかも?
  • HIDのバルブ、バルブのガラス部分も長いが、後側も長いし、HIDのバルブから出ている配線も、AUDIOの電源に使うような太い固めの CABLEが使用されているので、ヘッドライトの後側にスペースの無い車は HIDから出ている配線に無理かかるかも?。インプレッサの助手席側、直後にバッテリーがあるのですが、ヘッドライト後側とバッテリー間 10cmの隙間があるのですが、これでぎりぎり?。まあ、バルブから出ている CABLE固いので、途中で曲げて癖付ければ問題無いかもしれません。
  • H1のバルブなどに比べると、HIDバルブ座金位置より後側(CABLE側)が重いので、HIDバルブの後側から出ている CABLEをどこかに固定しないと、デコボコ道でバルブが(多少)上下に揺れてしまう。
  • 雨の日など、路面が濡れていると、Lowビームの光が地面に反射して、上の方の看板を明るく照らしてしまう。地面に光が反射して看板てらすなど、今まで、普通のバルブを使っていたときには信じられないようなことが起きてびっくりしてしまう。
  • ヘッドライトの材質によっては、バルブの熱ではなく HIDが出す紫外線によって、リフレクターなどが焼けを起こしてしまうことがあるらしい。
  • もし H4から HIDに変えたりして、LOW/HIどちらでも HID点灯させようなどと言うとき、DIYでハーネスが作成できる人でないと大変かも。
  • 車検は、4灯 Moretteに HIDの組み合わせのまま通りました。それも、ディーラー車検で通りました。
    ディーラーへ持っていき、この車の車検お願いしたいのですが?。と聞いたら、以前レガシィでも4灯に変更した車を通したことあるから大丈夫でしょう。と、心強い返事。ついでに、バルブがこんなのになっているのですが・・・?、と点灯したら、HIDに交換されているのですね!。色が随分 LOW/HIで違うけど、今は純正 HID車も、LOWと HIで色違っているから大丈夫でしょう。と言うことで、そのままの状態で通しました。ディーラーでやったことはと言えば、HIビームの光軸調整だけして通した。との事でした。私が通した福岡県では、4灯ヘッドライト車の場合、HIビームの光量しか確認しないとのこと。(LOWビームは目隠しをして HIビームの確認をするらしい。陸運事務所によって対応が違うらしい・・?)

  • 2003年12月追加。
    99年の取り付けなので、はや 4年が過ぎようとしていますが、いまだに一番最初に購入した HIDバルブを使っています。
    玉切れがないのは当然ですが、輝度の低下もいまだに感じられません。色合いの変化も、購入時より変化が無いと思います。(徐々に低下してきているので気が付かないだけかもしれません)

  • と言うことで、今更ですが、丸 4年使った HIDバルブ点灯時の動画を撮影してみました。
    点灯 =>色の変化 =>安定 =>消灯で 19秒間の映像です。実際の目で見た色より、少し赤が強調されてるかな?
    ご自分の環境で再生しやすい映像フォーマットの物を DOWNLOADして下さい。
    注意! DOWNLOADが出来ない時は、自宅サーバーが繋がっていません。
    dyndnsへの登録が違っていて赤の他人へアクセスしてますから、DOWNLOADできないときは、次の日にでも再度アクセスしてみて下さい。

    右クリック =>保存で DOWNLOADしてから再生して下さい。3つとも全て同じ映像です。
    ビデオカメラで撮影したそのまま 704x480インタレースの MPEG2ファイル 15Mbyte
    352x240 MPEG1 4Mbyte
    640x480 DivX511 3.5Mbyte



    新しいバルブとバラストを購入してみました。
    購入したのは、小橋さんからです。値段は、バルブバラスト2個ずつで、ユウパックの代引き払いにて 51560円です。
    イヤー安くなった物です。(バルブは、無加工品ですが。)

    D2R これが、無加工品の HIDバルブです。D2Rという型番の物です。

    カタログ HIDバルブは、この様な種類があるようです。
    左から、保護の管がない D2
    真ん中が D2S
    右が、黒いテープ張ってある、今回購入した D2Rです。
    (OSRAMのカタログより)

    ついでに、その他のバルブのサイズです。





    うすい! これは、同じ KOITO製ですが、とても薄く軽くなったバラストです。
    なんでも防水ではないらしく、雨の当たる部分にて使用するときには、蓋の内部にシリコンコーキングを充填してからにしてね。と手書きの説明書が入っていました。

    HIDコネクター しかし、純正 D2R用のコネクターがこういう形になっていたとは思いませんでした。

    バラスト内部 フタが簡単に開きそうだったので、バラスト内部覗いてみました。
    左側は、白いプラスチックがかぶっています。
    又、部品には透き通ったゼリー状の防護材?が一面に塗られています。

    フタ取ると フタ外すと、コイルのような物が入っていました。
    こちらも、透き通ったゼリー状の物で一面覆われています。
    この写真クリックすると、無圧縮の拡大図が表示されます。


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    期待して下に来た人ごめんなさい。更新記録ページから正確に頭出しをしてジャンプしてこれるよう改行してあるだけなんです(^^;;